| 媛媛講故事―1 盤古開天 何媛媛 大昔、天と地が分かれていなかったとき、宇宙はドロドロと濁って、暗くて、まるで大きな卵そのものだったそうです。そんな宇宙で、盤古という男がひっそりと育まれ、成長していました。百年、千年と、あっという間に一万八千年が経ちました。 ある日、盤古は目を覚ましました。周りは、真っ暗で、何も見えない上、身動きもできないので、焦り、怒りました。我慢できず盤古があたりを手で探りますと、思いがけなく大きな斧がありました。 盤古はその斧を手に取り、全身の力をこめて暗闇に向け一気に振り下ろしますと、山が崩れ大地が裂けるような大音響が「どかんー」と響き、その混沌としていた卵が切り裂かれました。そして卵の中の軽くて、清らかなものは上昇して天となり、重くて濁ったものは下に沈み、大地となりました。 天と地が分かれて以来、盤古は再び閉じないかと心配し、頭で天を支え、足で地を踏み締め、腰をまっすぐに伸ばして天と地の間に立ちました。 すると毎日のように、天は一丈高くなり、地は一丈厚みを増し、盤古の体も高く大きくなっていきました。このようにして、また一万八千年が経ち、天は非常に高くなり、地はとても厚くなり、盤古も巨人になって、柱のように天と地の間に立って天を支えていました。天と地は、盤古によってしっかり固定されましたが、盤古は疲れ切って、とうとう倒れ死んでしまいました。 盤古が死ぬと、呼気が雲や風に、左目は太陽に、右目は月に、毛髪は草木に、血は海に、汗は雨に、体は山々になったといわれています。 盤古は中華民族の天地開闢の始祖として、後世の人々に語り継がれています。今、中国には盤古山と呼ばれる山が二座あり、一つは、広州の花県にあり、盤古神壇が建てられています。もう一つは、河南省の桐柏県にありますが、山頂には盤古廟が建立され、毎年旧暦の三月三日に、人々は必ず山へ行って、盤古を祭るということです。 ******* TOPへ |
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